東洋 3-3 早稲田
優勝決定戦の良い前座試合となってしまいました。
東洋は出だしこそ4つ回しで余裕を見せていましたが、なかなか完全にペースを奪えません。早稲田の足がよく動いていて気迫を感じます。1巡目の対戦ではあたふたしていた早稲田DF陣が今日は落ち着いてプレーしているように見えました。
東洋も動きが悪くはないんだけれど、少なくとも明治戦のときよりは足が動いてはいるんだけれどいまひとつ。特に1つ目の精彩のなさが気になります。PPのときもパックばかりが動いて人が動いてないんだよな。それでも5-3のPPでは#26川口くんの美しいワンタイムが決まります。
2Pは痛恨のパスミスから寺井くんに1on1決められましたが、すぐさま坂本くん-所くんの美しいカウンターが決まり逆転。3つ目は今日もキレある攻めを見せていましファウルも誘発するプレーもあり、今季は勢いをチームに与える役割を果たしています。(でも、今日は攻め込まれるシーンも多かったかな。)さらに人里キャプテンのナイスパス(ですよね・・・?)からの川口くんの遠目からのシュートも決まりまあ、こりゃもらったかなと。GKを任された水田くんのセーブも落ち着いているし、今日はU20代表選手祭りでまったり勝利じゃのうと余裕ぶちかまして観てました。
でもなんか物足りない試合。東洋は悪くはないんだけれど、良くもないんだよね。シュートがやたらと早稲田選手の足とかにあたるし・・・。もっと東洋の得点が見たいのう。1つ目、2つ目FW陣の得点が見たいのう。
ところがどっこい、早稲田は3Pになぜか元気いっぱい。東洋が攻め込まれるシーンが目立ってきた・・・特に早稲田の1つ目と東洋の3つ目が当たるときがヤバい。あ、あかん。去年の最終戦の記憶が・・・。なんか・・・少し嫌な予感するな・・・
でもまさか負けたり追いつかれたりはしないよなってまだ余裕かまして見てたら6人攻撃を決められちゃう始末。最終戦は今年も追いつかれての引き分けでした。ぐむむむ・・・
総括のようなものをさせていただくと、
今年の東洋は去年より良い(あるいは楽しいと言ってもいいかも)ホッケーを見せてくれたし、何より負け数が少なかったのが良かった。優勝の可能性をファンに感じさせてくれたのは大きいですよ。1つ目と2つ目がほぼ固定されていたこと(ファンからすれば、ちょこちょこセットいじられるのって嫌なもんです、はい。)、活躍した選手たちにチャンスが与えられていたこと。だからこそ3つ目のブレイクが生まれたのだと思います。あとはファウルが激減したのも良かったですね。スポ東なんかでの監督のコメントを見ると、「成長」というキーワードを見ますが確かに今季の東洋はシーズンを通しての成長を見て感じとれることが多かったです。これぞ学生ホッケーの醍醐味ですもんね。
でも、勝てそうなのに勝ちきれないという脆弱さも一方でありました。
慶應戦は言うまでもなく、1巡目の中央戦、明治戦。あの試合ははっきり言って東洋のゲームでした。だから勝たなきゃいけなかった。抽象論みたいな感じで恐縮ですが、やはり東洋は大事な局面で勝つっていう経験が不足してると思います。いまひとつ、自分たちを信じきれてないように見えるんですよね。そのあたり、中央とは好対照ですよ。
それを打開するには、とにかくどんな形でもいいから勝つしかないですよ。(ほんとにこの辺、あまりにも抽象論すぎてすみません・・・)。だからインカレは勝つしかないんだ・・・!!